CvGameCoreDll.dllの作り方(2018-05)

筆者の環境

  • Windows 10 64bit
  • Civ4 BtS 3.19 パッケージ版

必要なもの

Dawn of Civilizationの作者さんが全部入りパッケージを公開されています。
https://sourceforge.net/projects/beyond-the-sword-sdk/
ここから
/VS2010Express1.iso と
/Install Civ4 Microsoft Windows SDK Visual C Toolkit.exe を
両方ダウンロードします。

Install Civ4 Microsoft Windows SDK Visual C Toolkit.exeは
実行して指示に従いインストールします。

VS2010Express1.isoはマウントしてVC++2010 Express Editionをインストールします。
(それ以外のプログラミング言語は不要です。)
Setup.htaからVC++2010を選ぶか、 \VCExpress\setup.exe を直接実行します。

やってみる

zipから

ソースファイルとMakefileもセットになって提供されています。
https://github.com/dguenms/beyond-the-sword-sdk/archive/develop.zip

beyond-the-sword-sdk-develop を展開しMODフォルダに入れて、
お好きなフォルダ名にリネームしておきます。

あらかじめAssetsという名前のフォルダを作っておきます。

└─(MOD名)
    │─Assets
    └─CvGameCoreDLL
        └─いろいろ
        └─たくさん

gitから

Githubで公開されているので、git cloneしてきてもよいです。
Git Bashやcmdから、

$ git clone https://github.com/dguenms/beyond-the-sword-sdk.git mytestmod

とします。

Assetsという名前のディレクトリを作っておきます。

$ cd mytestmod
$ mkdir Assets

ビルド

そのままでビルドできるようになっています。
CvgameCoreDLL\CvGameCoreDLL.sln をダブルクリックして開きます。1

ビルド構成がDebugになっている場合はRelaseに変更します。

F7を押します。
ビルドが始まります。
しばらく待ちます。
Assetsの中にCvGameCoreDll.dllができているはずです。

Enjoy!

もうソースファイル持ってる場合

コンパイルしたいソースファイル群をすでにお持ちの方は、
CvTextScreens.cpp以外の *.cppと*.hファイルをすべてこのプロジェクトフォルダに上書きコピーしてリビルドします。
SolutionExplorerのSolutionまたはProjectのコンテクストメニューからRebuild、
またはCtrl+Alt+F7でリビルドができます。

MODによっては追加の#defineが必要になるかもしれません。
ProjectのPropatiesから…

Configuration Propaties -> NMake -> Additional Optionsに追加してください。


  1. ほかのバージョンのVC++もインストールしている方は、VC++2010でソリューションファイルを開いてください。 ↩︎